子供の巻き爪はどうして発症する?原因や対処法などを徹底解説!
巻き爪は、大人以上に爪が柔らかい子供に起こりやすいです。その原因はほとんど大人と同様ですが、中には子供特有の原因で起こっている場合もあります。子供の巻き爪では、痛みがあると活動量が減ったり、成長過程に影響を及ぼす可能性があるため、早期に対処する必要があります。
今回は、子供の巻き爪がなぜ起こるのか詳しく解説します。また、自宅でもできる対処法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
もくじ
子供の巻き爪とは?その基本を理解しよう
大人で悩みを抱えることの多い巻き爪ですが、子供も巻き爪になることがあります。子供の巻き爪の多くは、遺伝的なもの以外では日常生活の中に原因があることが多いです。
大人の巻き爪と子供の巻き爪に違いがあるのでしょうか。子供の巻き爪について下記で詳しく解説します。
巻き爪とはどのような状態か
巻き爪は、爪の縁が内側に入り込んでしまう状態です。軽度の場合は一見、分からないことも多くあります。重度の場合には爪が皮膚に食い込み、陥入爪となり皮膚を傷つけて出血することもあります。好発部位は足の親指であり、その原因には爪の切り方や日常生活の動作が関係しています。
子供特有の巻き爪の特徴と大人との違い
子供も大人も巻き爪による症状はほとんど変わりません。ただし、爪の特徴は子供と大人では少し異なる点があります。
子供の爪の特徴は下記の3つです。
- 柔らかい
- 水分量が多い
- 薄い
このような特徴から子供の爪は大人の爪よりも巻きやすい状態にあります。反対に、しっかりと足に力が入り地面を蹴る力となる床反力があると、爪はその影響から真っ直ぐに伸びやすくなります。
さらに、大人の巻き爪よりも子供が巻き爪になった場合には悪化しやすいのも特徴の一つです。爪が薄いことから皮膚を傷つけやすいためです。
しかし、子供の爪は力の影響を受けやすい観点から、子供の巻き爪はしっかりと治療すれば大人よりも早い改善が期待できます。
巻き爪が日常生活に与える影響
巻き爪は軽度の場合、日常生活に何ら影響を及ぼさないことがほとんどです。しかし、痛みを伴う場合などでは、歩く度に痛みが出たり、痛みがあることで歩き方や立ち方に影響を及ぼしたりする可能性があります。痛みを庇う動作は、体の重心のバランスの乱れを引き起こし、転倒のリスクにもつながります。
足の指はバランス感覚や体を支える点でも重要な役割を果たします。足の親指が巻き爪であった場合、それらがうまく機能できずに怪我の原因となる可能性もあります。
子供の巻き爪の主な原因
大人の巻き爪は靴などによる爪の圧迫や疾患から引き起こされることが多いです。
では、子供の巻き爪はなぜ起こるのでしょうか。その主な原因を5つほど下記で詳しく解説します。
足の成長と靴のサイズの関係
子供の足の成長とサイズの合わない靴は巻き爪の原因になります。子供の足の成長は早く、靴もすぐにサイズアウトしてしまうこともしばしばあるでしょう。大きくなるのを見越して、サイズの大きな靴を履かせたり、小さくなってしまった靴をそのまま履かせたりすることも少なくありません。
しかし、足の成長に合ったサイズの靴は、巻き爪の予防にも非常に重要です。また、巻き爪だけでなく、運動機能の向上や転倒予防にも関与するため、しっかりサイズが合う靴を選択してあげましょう。
爪の切り方や日常的なケアの影響
巻き爪の原因として、もっとも多いとされるのが爪の切り方です。これは、大人も同様ですが、子供の爪は大人よりも伸びるスピードが早く短く切ってしまう傾向にあります。しかし、深爪や不適切な爪の形は巻き爪の原因となります。また、将来的に巻き爪になってしまう可能性も0ではないため、深爪や角を落としすぎた切り方にならないよう注意しましょう。
足指を使わない歩き方の癖
足の踏ん張りをしっかり使って床反力で正しい歩き方ができていないと、巻き爪の原因になります。爪は巻くように伸びるものであるため、まだ歩くことのできない月齢の子供などは巻き爪になりがちです。しかし、床反力を使えるようになってくると自然とまっすぐ伸びてくるのが一般的ですが、歩き方の癖や扁平足などでうまく足の指が使えていないと巻き爪になる傾向があります。
また、昔よりも外遊びの機会が減少したことも足の指を使う機会の減少につながっていると考えられます。
遺伝や体質
巻き爪は、遺伝性によるものであることがあります。家族に巻き爪の方がいる場合、子供も巻き爪になりやすい傾向がみられます。
また、扁平足や骨格など遺伝性によるものの他に体質も巻き爪に関係しています。しかし、巻き爪は決して治癒しないものではないため、巻き爪の原因を取り除き、適切なケアを心がけましょう。
子供の巻き爪の症状が現れた場合のケア方法
子供が巻き爪になっていた場合、症状によっても対処の方法は異なります。自宅でできる簡単なケアの方法も合わせて対処法をご紹介します。
痛みや赤みがある場合の対処法
巻き爪によって軽度の痛みや赤く腫れているなどの症状があった場合には、爪が皮膚に当たらないようテーピングやコットンパッキングを行うと良いでしょう。子供の爪は伸びるのが早いことと、治癒するのも大人より比較的早いため、数日で効果が期待できます。
自宅でできる簡単なケア方法
テーピングやコットンパッキングは自宅で簡単に行える方法として挙げられます。また、市販の巻き爪の矯正器具なども簡単に行えるものも多くあります。
自宅でケアする際は、爪が割れたりしないよう入浴後や足浴後の爪が柔らかくなった状態で行うようにしましょう。また、入浴後などに行うことで清潔も保つことができます。
当院でのケア方法
セラピストプラネットでは、特殊な器具を用いて爪の変形を矯正することが可能です。そうすることで、いち早く爪の変形によるトラブルの改善につながります。また、整体の施術も行っているため、姿勢や歩き方によって巻き爪を引き起こしている場合にも対応が可能です。
広島周辺で子供の巻き爪にお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!
巻き爪は、大人のみならず子供にも起こります。子供の場合、大人よりも爪に水分量があり、柔らかいため巻きやすくなっています。巻き爪の原因の多くは、爪の切り方にあります。子供特有の原因は、足の成長に合っていない靴や足を踏ん張る床反力がうまく使えていない、もしくは時間が短いなどです。また、扁平足になどによる体質が原因の場合や家族に巻き爪がいる場合には遺伝的な可能性もあります。しかし、子供の巻き爪は起こりやすい反面、治癒するのも比較的早いです。巻き爪になっていると気づいた時には、テーピングやコットンパッキングなどで皮膚に傷がつかないように対処しましょう。
セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。もし現在、広島周辺で子供の巻き爪にお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください!