指の爪が割れる原因は？防ぐ方法や更年期障害との関係を解説！

食事からバランスよく栄養を摂ること

この2つを意識するだけでも、指先のトラブルは減らすことができます。

外傷によるもの

重たい荷物を落としてしまったり、ドアに指を挟んでしまったり…などのアクシデントが、爪に大きなダメージを与えることがあります。強い衝撃を受けた爪は、ひび割れたり、内出血を起こしたりして、見た目も痛々しくなりますよね。爪の下に血がたまる爪下血腫（そうかけっしゅ）になれば、ズキズキとした痛みを伴ってしまい、とてもつらいものです。小さなケガだからと放っておかず、症状がひどい場合は早めに病院などに相談しましょう。早ければ早いほど、その後の爪の回復を助けます。指先は思っている以上にデリケートです。

爪扁平苔癬の可能性がある

爪が縦に割れたり、表面がガタガタになったりしている場合、爪扁平苔癬（つめへんぺいたいせん）という病気が隠れている可能性があります。これは、爪を作り出す爪母（そうぼ）と呼ばれる部分に異常が起きてしまっているトラブルで、さまざまな症状が現れる病気です。
割れやすくなるだけでなく、爪の一部が作られなくなってしまい、皮膚が長く張り出して見えることもあります。原因はまだはっきりと解明されていませんが、施術すら難しくなる場合があるため、違和感を感じたら早めに相談しましょう。

ばち状指の可能性がある

ばち状指とは、指先が丸くふくらんでしまい、小さな太鼓のように見える状態です。単なる見た目の変化に感じるかもしれませんが、体の内部に病気が隠れている証拠ともいわれています。ばち状指は、心臓や肺に関係する病気によって指先の血流がうっ滞し、爪や指先がふくらんでしまう現象です。ばち状指は、ゆっくりと進むことがあるため、気付かないうちに進行していることもよくあります。爪の割れや変形とともに指先のふくらみが気になったら、自己判断せずに一度病院でしっかりと検査を受けましょう。

ネイルアートの影響

おしゃれの楽しみとして人気のジェルネイルやアートネイルですが、爪を休ませずに継続的に行ってしまうと、爪に少しずつ負担をかけている状態になります。ジェルネイルをオフする時に、表面を削りすぎたり、頻繁に付け替えを繰り返したりすると、爪がどんどん薄くなり、割れやすくなってしまいます。また、長期間ネイルをつけたままにしていると、ジェルと爪の間に隙間ができ、そこから爪が剥がれたり、傷んでしまうことも。ネイルを楽しみながらも、定期的に爪を休ませたり、優しいオフ方法を選んだりすることが大切です。爪の健康を維持しながらネイルを楽しむためには、少しネイルをお休みする期間をつくることがおすすめです。

指の爪が割れるのを防ぐ方法は？

一度割れてしまって割れやすくなってしまった指の爪も、ケアをしていけば健康な状態に戻すことができます。そのためには、乾燥を防ぐための保湿や、栄養バランスを意識した食生活、足に合った靴選びなど、体の外側と内側の両方からアプローチしていきましょう。
ここからは、指の爪が割れるのを防ぐ方法について3つご紹介します。

ハンドクリームなどで乾燥を防ぐ

指先や爪は、わたしたちが思っている以上に乾燥しやすい場所です。寒い時期や、頻繁に手を洗う季節には、想像以上に爪の水分が奪われてしまいます。乾燥が進むと、爪は柔軟性を失い、軽い刺激でもパキッと割れてしまいます。そんな状況にならないようにぜひ取り入れたいのが、ハンドクリームによる保湿です。手を洗ったあとには、手の甲だけでなく、指先や爪の根元にもハンドクリームをなじませましょう。薬局などで売っている爪専用のネイルオイルを使えば、手のひらがベタベタにならずに指先だけをケアできるのでおすすめです。外出先でも持ち歩きできる小さなハンドクリームを持っておくと、保湿をするクセをつけることができるでしょう。

足のサイズに合わせた靴を選ぶ

足の指の爪がよく割れる方は、靴選びにも目を向けてみましょう。足に合わない靴を履き続けると、つま先に余計な負担がかかり、爪が押しつぶされたり、変形してしまったりすることがあります。つま先が細くなっているパンプスや、ヒールが高い靴は注意が必要です。履いている時の痛みを我慢しながら履いている方は多いと思いますが、実際に足の指にかなりの負荷がかかっています。逆に、サイズが大きすぎる靴も、歩くたびに足が靴の中で動いてしまい、指先に衝撃が加わりやすくなります。靴屋さんで購入する時は、十分に試し履きをしてから自分の足にぴったり合う靴を選びましょう。

タンパク質を積極的に摂る

健康な爪を育てるためには、外側からのケアだけでなく、内側からのケアが大切です。爪はケラチンというタンパク質からできているため、体にたんぱく質が足りなくなると、爪が薄くなり、割れやすくなってしまいます。タンパク質を摂るためにおすすめの食材は、鶏肉や魚、大豆製品、卵などです。どれもスーパーに売っている身近な食材なので、買い物の際にチェックしてみてくださいね。また、食材からタンパク質を摂取することは爪だけでなく、髪の毛や肌の健康にもつながるため、美容面でもうれしい効果が期待できます。どうしても忙しい時は、プロテインドリンクを取り入れるのもおすすめです。

更年期障害で爪が割れやすくなるって本当？

更年期障害になると爪が割れやすくなると聞いたことはありますか？
更年期を迎えると、女性ホルモンの分泌がゆるやかに減っていきます。
この変化により、体の保湿力が下がり、爪も乾燥して割れやすくなってしまうことがあるのです。
また、爪の主成分であるケラチンを守る力も弱まりやすくなるため、知らず知らずのうちに爪が薄く、もろくなっていくことも。
爪は体調の変化が表れやすい場所でもあります。
もし爪にひび割れや変色など、これまでになかった変化を感じたら、体の変化が起こっているのかもしれません。
爪をケアしながら、体の内側からも整えていくことが大切です。

広島周辺で指の爪が割れてお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください！

この記事では、指の爪が割れる原因や予防方法などについて詳しくご紹介しました。病気が隠れている可能性も考えられますが、一般的には乾燥や栄養不足などが原因となりやすいため、誰もが爪が割れやすくなる可能性を持っています。ご紹介した予防方法を試していただき、健康な爪を維持していきましょう。
セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。
もし現在、広島周辺で指の爪が割れてお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください！

指の爪が割れると、痛みに悩まされたりネイルができなくなったりするので落ち込んでしまいますよね。爪が割れる原因はいくつか考えられますが、乾燥や栄養不足などの日常的な場合がよくあります。この記事では、指の爪が割れる原因や予防方法などについて詳しくご紹介します。

この記事の監修者：
巻き爪フットケア東千田町院　院長　文田早織（ペディグラス認定メディカルトレーナー、同認定足爪補正士・鍼灸師）

指の爪が割れる原因は？

指の爪が割れる原因は、日常的なものから病気の関連までさまざまです。まずは、爪が割れる原因について、代表的なものを5つご紹介します。

乾燥や栄養不足

爪が割れやすくなる大きな原因のひとつが、指先の乾燥と栄養不足です。爪は本来、爪床から運ばれてくる水分によって健康な状態を保っていますが、空気の乾燥や頻繁な手洗いが続くと水分が足りなくなってしまうことがあります。乾いた爪はしなやかさを失ってしまい、多少の衝撃でもパキッと割れてしまうのです。さらに、たんぱく質やビタミン、亜鉛など、爪を作るために必要な栄養素が不足すると、爪が薄く、もろくなりやすくなります。
乾燥対策としておすすめなのが、以下の2つです。