爪が剥がれた時の対処法は？やってはいけないことや改善までの期間・痛みがない理由を解説！

汚れを流水で洗い流す

爪が完全に剥がれてしまったときは、まず患部を清潔にしましょう。ゴシゴシこすったり消毒液を使ったりはせず、流水で洗い流すだけにしてください。汚れが残ったままだと感染症のリスクが高まってしまいます。水の勢いも強すぎないように気をつけましょう。痛みが強い場合は無理せず、できる範囲で汚れを取り除くだけでも大丈夫です。きれいになったら、次は患部をしっかり保護していきましょう。

患部をガーゼで覆う

傷口を清潔にしたら、患部を乾かさないようにガーゼでやさしく覆いましょう。直接触れる刺激から守ることで、回復を助けることができます。ガーゼを当てたら、ずれないようにテープで軽く固定しておくのがおすすめです。きつく巻きすぎないように注意してくださいね。指先を締めつけると血流が悪くなってしまうため、ふんわりとしたフィット感を意識しましょう。この対処をした上で、できるだけ早めに病院や爪のケアの専門院にご相談ください。

爪が完全に取れてしまっている場合は？

爪が完全に取れてしまったとき、自然に再生する力はありますが、指先に力が入らなかったり、細かい作業がしづらくなったりするデメリットもあります。足の爪の場合は踏ん張りがきかず、転びやすくなるリスクも。こうした問題を防ぐためには、できるだけ早く病院などに相談して、専門的な施術を受けることが大切です。場合によっては、剥がれた爪を一時的に固定して、爪床を保護する施術が行われます。自己判断で放置してしまうと、症状が悪化することがあるので注意してくださいね。

爪の【一部が】剥がれてしまった時の対処法は？

先にご紹介したように、爪が一部だけ剥がれて浮いているような時は無理に引っ張ったり切り取ったりするのは絶対にやめましょう。爪床（爪がくっついている皮膚）を外部の刺激から守るために、残された爪はとても重要なバリアになっているのです。もし無理に剥がしてしまうと、爪床の皮膚が盛り上がって変形してしまい、これから伸びてくる新しい爪の生え方に悪影響を与えるおそれがあります。その結果、爪が厚く変形したり、巻き爪のようになったりするリスクも高まります。

完全に剥がれてしまった場合の対処と同じように、まず清潔な流水で汚れを洗い流し、傷口を清潔に保ちましょう。その後、浮いている爪をもとの位置にそっと戻し、乾燥や外的刺激から守るためにガーゼで覆い、テープで軽く固定します。無理に押しつけたり、きつく巻きすぎないように注意してください。そして、できるだけ早く専門医などで適切な施術を受けましょう。

剥がれた爪はどれくらいの期間で改善していく？

大人の場合、剥がれた爪はだいたい6ヶ月ほどかけて、少しずつ元に戻っていきます。爪をつくる組織である爪母（そうぼ）が傷ついてしまっている場合には、元どおりに生えそろうまでに時間がかかったり、爪の形が変わってしまったりすることもあります。改善までの過程では、まず傷口からにじみ出ていた血液や浸出液が少しずつ落ち着き、傷が乾燥してきたらガーゼを外しても大丈夫なタイミングになります。そこからは、焦らずに新しい爪が育ってくるのを見守っていく必要があります。

できるだけ早くきれいに改善させるためには、医師の指示に従って、入浴の仕方やガーゼの交換を丁寧に行うことが大切です。また、患部に無理な力をかけたり、水にさらしたりすることは避けるように心がけましょう。さらに、飲酒や喫煙を控え、十分な睡眠をとることも回復を後押しするとされています。内側から体を支えるためには、たんぱく質をしっかり摂ることも大切なポイントです。鶏肉や魚、大豆製品、卵や乳製品などをバランスよく取り入れながら、焦らずに、体と爪の自然な再生を目指していきましょう。

爪が剥がれても痛くないのはなぜ？

爪が剥がれても痛くない場合、爪甲剥離症（そうこうはくりしょう）である可能性が考えられます。年齢や性別に関係なく、誰にでも起こる可能性があります。原因はさまざまで、パソコン作業やピアノ演奏などによる爪への圧迫、マニキュアの慢性的な使用、鉄分不足、糖尿病、甲状腺機能の異常といった全身疾患が関わっていることも。さらに、真菌感染や皮膚炎、特定の薬の影響など、見えにくい原因が潜んでいる場合もあります。

もともと健康な爪は、指先にぴったり密着して、外部からの衝撃や乾燥から守っています。しかし、剥離が起こると爪と皮膚の間にスキマができ、乾燥によって爪全体が白っぽく、または黄色っぽく変色してしまうことがあります。痛みをあまり感じないのは、剥がれた部分が神経を持つ皮膚からすでに離れてしまっているからです。

対処法としては、引っかかりを防ぐために爪を短く整え、傷口を悪化させないようにすることが大切です。

広島周辺で爪の剥がれでお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください！

この記事では、爪が剥がれた時にやってはいけないことや、剥がれた時の対処法などについて詳しくご紹介しました。爪が剥がれてしまった時は痛みなどが気になって、かえって爪が剥がれた部分をいじってしまうことがあるかもしれません。しかし、無理に剥がしたり、負担をかけたりせずに、清潔に保って患部を守ることを意識してくださいね。

回復には時間がかかることもありますが、正しいケアをすれば爪は少しずつ改善していきます。たんぱく質を中心に、バランスの良い食事を心がけ、睡眠もしっかりとることを意識しながら、ケアを続けていきましょう。
セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。
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爪が剥がれた時にやってはいけないことは？

爪が剥がれてしまった時に間違った対処をしてしまうと、傷口を悪化させたり、改善が遅くなったりすることがあります。抜けかけた爪を無理に取ったり、傷口に負担をかけたりするのは絶対に避けましょう。まずは、爪が剥がれた時にやってはいけないことについて、詳しくご紹介します。

抜けかけの場合は取ってしまわない

爪が抜けかけていると、ついつい取ってしまおうと思ってしまうかもしれません。しかし、無理に剥がしてしまうのはNGです。抜けかけた爪は、自然に改善していく力を持っている場合があり、うまくいけば手術などをしなくても回復する可能性があるからです。剥がれている爪がぷらぷらして気になったり、引っかかりそうになったりしても、できるだけそっとしておいてくださいね。ガーゼやテーピングで軽く保護して、なるべく刺激を与えないようにすることが大切です。

剥がれた状態で物を持つのはNG

爪が剥がれているときは、手を使うたびに痛みや違和感を感じやすくなります。この状態で重いものや尖ったものを持つのは絶対に避けましょう。さらに傷口に負担がかかり、回復が遅れてしまうだけでなく、細菌が入り込んで感染症を起こしてしまうリスクもあるからです。どうしても手を使わなければならない時は、患部をガーゼでやさしくカバーして、患部に負担がかからないように工夫をしましょう。