爪が剥がれた原因は?応急処置のやり方・予防方法などを解説!

爪が剥がれると、痛みや出血を伴うことがあります。爪が剥がれる原因はさまざまですが、いずれにしても爪が剥がれた場合はすぐに応急処置をすることがおすすめです。この記事では、爪が剥がれる原因や応急処置のやり方、予防方法などについて詳しくご紹介します。

爪が剥がれる原因は?

爪が剥がれる原因は、日常的なものから病気が疑われるものまでさまざまです。ここでは、爪が剥がれる原因について6つご紹介します。

外傷

指先は日常的に衝撃を受けることが多いため、外傷によって爪が剥がれることがあります。例えば、重い物をうっかり指の上に落としてしまったり、ドアに指を挟んでしまったりすると、爪に大きな衝撃が加わります。強い衝撃を受けると爪が変形したり、爪の下の皮膚(爪床)から出血したりすることも。

傷の状態によっては、爪が自然に剥がれることもありますが、痛みがずっと続く場合や変色してしまって状態がひどい場合は、早めの対処が必要となります。

乾燥

爪も肌と同じように乾燥するとダメージを受けやすくなります。普段、爪の下にある爪床という部分から水分が補給されていますが、指先が乾燥すると十分な水分が行き渡らないため、爪がもろくなってしまいます。その結果、小さな衝撃でも割れやすくなるため、剥がれやすくなるのです。

特に乾燥しやすい冬場は注意が必要です。爪の乾燥を防ぐためには、手にハンドクリームを塗る時に爪までしっかりと塗りましょう。爪専用のネイルオイルもあり、薬局などで手軽に購入できるので塗って保湿をすることが大切です。また、洗剤に触れたりアルコール消毒をしたりする機会が頻繁にある場合は、手袋を使うなどして指先を保護するのがおすすめです。

ネイルの影響

ジェルネイルやマニキュアを繰り返すことで、爪にダメージが蓄積されていきます。
ジェルネイルをオフする際に表面を削りすぎたり、頻繁に除光液を使ったりすると、爪が薄くなり弱くなってしまいます。

また、ジェルネイルが浮いた状態のまま放置すると、爪の表面ごとポロッと剥がれてしまうことも。ネイルをオフする時は爪を過度に削らないように注意したり、次のネイルをするまで爪を休ませる期間をつくることも大切です。

爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)

爪甲剥離症は、爪の先端部分が爪床から剥がれてしまう状態です。剥がれた部分の間にゴミが入り込むことで、爪が茶色や黄色に変色することがあります。

爪と皮膚は通常はしっかりとくっついています。しかし、爪が浮いてしまうとこの症状が起こるのです。過度なネイルや爪の乾燥が原因で、女性に多いと言われています。

もし爪甲剥離症になってしまった場合、無理に剥がれた爪を切り取ったり汚れを取り除いたりすると悪化する可能性があるので注意してください。

爪扁平苔癬(そうへいへんぺいたいせん)

爪扁平苔癬は、爪の表面に縦に細かい線ができ、爪がもろくなってしまう症状です。この症状が進行すると爪が薄くなり、剥がれやすくなります。

原因は完全には解明されていませんが、免疫系の異常やストレスが関係していると考えられています。

爪甲層状分裂症(そうこうそうじょうぶんれつしょう)

爪甲層状分裂症は、いわゆる「二枚爪」のことです。爪は三層構造になっていますが、水分が不足すると層の間に隙間ができ、爪がペラペラと剥がれてしまいます。

乾燥しやすい冬場にこの症状が起こりやすく、また、頻繁に除光液を使うことも原因です。さらに、鉄分が不足している場合にも起こりやすくなるため、食事で鉄分を摂取することも予防方法としておすすめです。

水をよく触る仕事をしている人は、爪が常に湿ったり乾いたりを繰り返すことでダメージを受けやすくなります。ゴム手袋を使って爪を保護することで、症状の悪化を防ぐことができます。

爪が剥がれた時の応急処置は?

爪が剥がれてしまったら、すぐに応急処置をしましょう。応急処置をするにあたって大切なことは、剥がれた爪を捨てないことです。ここからは、爪が剥がれた時の応急処置の方法についてご紹介します。

消毒+ガーゼや包帯などで固定する

爪が剥がれてしまうと痛みとともに、出血することがあります。剥がれてしまった場合、まずは傷口を清潔にしましょう。流水で優しく洗い流してアルコール消毒や消毒液を使って傷口を清潔にしてください。その後、剥がれた爪を元の位置に戻してガーゼや包帯で軽く固定しましょう。強く締めすぎると血流が悪くなってしまうため、痛くない程度の力加減で巻きましょう。

爪が割れた場合は絆創膏で固定する

爪が完全に剥がれていなくても、ひびが入ったり割れたりすることがあります。そのままにしておくと、引っかかってさらに剥がれる可能性があるため、絆創膏で固定しましょう。爪の割れた部分を押しながら固定すると、悪化するのを防げます。

剥がれた爪を持って専門機関に行く

爪が完全に剥がれてしまった場合、剥がれた爪は捨てずにそのままの状態で清潔なガーゼやティッシュに包んで持っていきましょう。医師が爪を見て、状態を確認した上で処置することができます。無理に剥がれた部分を自分で切ったり、汚れた手で触ったりすると感染のリスクが高まるため、扱いには注意しましょう。

爪が剥がれないようにするための予防方法は?

爪が剥がれてしまうのを防ぐためには、水分を保ったり乾燥しないように保護したりすることが大切です。簡単にできる予防方法についてご紹介します。

保湿クリームで水分を保つ

爪が乾燥すると、もろくなりやすくなり、割れたり剥がれたりする原因になります。そのため、保湿クリームを使って爪の水分を保つことが大切です。手を洗ったり消毒したりするとどうしても指先の水分が失われがちに。クリームをこまめに塗って爪とその周りの皮膚に潤いを与えましょう。

ネイルをしすぎない

ジェルネイルやマニキュアを頻繁に行うと爪が薄くなり、剥がれやすくなります。特にジェルネイルをオフする際に爪の表面を少し削るため、その影響でダメージが蓄積されてしまいます。ネイルをオフしてから次のネイルまでは少し時間を空けて、爪を休ませることが大切です。

水に触れる時は手袋で保護する

水に頻繁に触れていると爪がふやけて柔らかくなり、弱くなってしまうことがあります。洗剤を使うと爪の油分も一緒に奪われてしまうため、乾燥してしまう原因に。洗い物や掃除をする時はゴム手袋を使って爪を水から守ることがおすすめです。また、お風呂上がりは爪が柔らかくなっているため、すぐに保湿クリームを塗って爪の水分や強度を守りましょう。

爪が剥がれたあと新しい爪は生えてくる?

爪が剥がれてしまっても、爪の根元にある「爪母(そうぼ)」という部分が無事であれば、新しい爪は時間とともに生えてきます。爪は一度剥がれると元に戻ることはありませんが、新しく生えてきた爪がしっかりと指にくっつくことで、徐々に元の状態へと戻っていきます。

爪が完全に生え変わるまでには数ヶ月の時間がかかります。
手の爪は1ヶ月で約3mmほど伸びるため、元の長さに戻るには少なくとも3〜6ヶ月ほど様子を見る必要があります。その間、爪が生えてくる部分を傷つけないように注意しながらケアを続けることが大切です。

広島周辺で爪の剥がれでお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

この記事では、爪が剥がれる原因や応急処置の方法、予防方法などについて詳しくご紹介しました。一度爪が剥がれたらその爪を戻すことはできませんが、ご紹介したように数ヶ月で新しい爪が生えてくるのでご安心ください。また、剥がれた瞬間は痛みがあっても、正しく処置をすることで徐々に回復していきます。
セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。
もし現在、広島周辺で爪の剥がれでお悩みの方はセラピストプラネットにお気軽にご相談ください!

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