陥入爪と巻き爪の違いは?なりやすい人の特徴や改善方法などを解説!

陥入爪と巻き爪の違いは、爪の形にあります。
爪の両端が変形して皮膚に食い込む陥入爪は10代から20代の人に多く、爪が丸く巻いていく巻き爪は40代から50代の女性に多いと言われています。
自宅でできる改善方法としては爪を伸ばす、コットン挿入などがあります。
陥入爪と巻き爪の違いを知っていますか?巻き爪は聞いたことがあるけど、陥入爪は知らない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、爪が皮膚に食い込んで痛いという場合、巻き爪でなく陥入爪の可能性もあるのです。
本記事では陥入爪と巻き爪の違いや、なりやすい人の特徴、そして改善方法まで解説します。
ぜひ最後まで読んで、爪の健康管理に役立ててくださいね。
もくじ
陥入爪と巻き爪の違いは?
陥入爪(かんにゅうそう)と巻き爪はどちらも足の指の、特に親指に起こりやすい爪の変形です。
また、爪の両端が皮膚に食い込んで痛みを生じることがある、という点では似ていますが、両者の爪の形や原因には違いがあります。
陥入爪は爪が巻くことはなく、爪の左右の端だけが変形して皮膚に食い込む形となります。
爪が食い込んだ部分は炎症を起こしたり肉芽を形成したりして、これが痛みにつながります。
一方で、巻き爪では爪自体が丸く巻いた状態になります。
形についてはトランペット型、ホチキス型などいくつか種類があり、爪が厚くなることもあります。
陥入爪と同様、徐々に爪の端が皮膚に食い込み、炎症や化膿を引き起こすこともありますが、全く痛みが出ないケースもあります。
また、巻き爪があると陥入爪を併発しやすく注意が必要です。
陥入爪と巻き爪になりやすい人の特徴は?
陥入爪と巻き爪は原因が異なることから、なりやすい年代や性別が変わってきます。
それぞれの特徴を、原因と合わせて解説します。
陥入爪:10〜20代
陥入爪になるのは、男女問わず10代から20代の若い世代の人が多いと言われています。
スポーツによるつま先への外的な刺激や爪の切り過ぎを原因とすることが多く、他にはサイズの合わない靴の使用や外反母趾、爪白癬によって起こることもあります。
巻き爪:40〜50代の女性
巻き爪になるのは圧倒的に女性が多く、年代的には40〜50代でその数がピークになります。
その理由として、長年のパンプス・ハイヒールでの負担によって爪が硬くなることや、膝関節症を発症して、痛みのある側の膝に体重をあまりかけなくなる人が多いことが原因と考えられています。
爪は本来巻き込む形になりやすく、普段は足に体重を掛けることで平らになっているので、加圧が少ないと巻き爪になってしまうのです。
他の原因としては、ストッキングの着用や深爪、運動不足などがあります。
自宅でできる陥入爪と巻き爪の改善方法は?
陥入爪や巻き爪になってしまったら、まずは自分でできる対処をしたいですよね。
そこで、自宅でできる改善方法をいくつかご紹介します。
爪を伸ばす
深爪は陥入爪と巻き爪、どちらの原因にもなり得るもの。
その逆に、爪が指の端を出るまで伸ばせば、それだけで爪の形が改善することも多いのです。
とても簡単で費用もかからない方法ではあるのですが、人によっては伸ばしてる間に一時的に痛みが強くなり、そこまで伸ばせないという方もいます。
その場合は、下記に挙げる方法を試してみると良いでしょう。
爪を正しく切る
普段、特に気にせず爪をカットしている人も多いと思いますが、爪を正しく切ることは陥入爪や巻き爪の予防や改善につながります。
最も良いとされているのがスクエアオフカット。
爪への負担を最小限にする切り方の手順は、以下の通りです。
1.まず、足をぬるま湯に浸して爪を柔らかくしましょう。爪が硬い状態で切ろうとすると、ヒビが入る恐れがあるためです。入浴やシャワー後のタイミングも、爪切りに最適です。
2.左右の端から端まで、爪切りでまっすぐにカットします。ヒビ割れを防ぐため、4〜5回に分けて切るのが良いです。長さは、指の先から1〜2mm残しましょう。
3.爪の両端を少しだけ切ります。斜めに深く切り込むのはバイアスカットと呼ばれ、陥入爪や巻き爪の原因となるので注意しましょう。
4.爪やすりで爪の先端を滑らかにします。この時、やすりは右から左などの同一方向に動かすことを意識してください。
陥入爪や巻き爪を起こすこともある白癬への感染を防ぐため、爪切りは定期的なアルコール消毒を行うことも大切です。
コットン挿入(コットンパッキング)
コットンパッキングは、食い込んだ爪と皮膚の間にコットンを挟んで痛みを軽減する方法です。
1.コットンまたはガーゼを、米粒くらいの大きさに丸めておきます。
2.お風呂後やぬるま湯に浸して爪が柔らかくなっている時に、ピンセットなどで爪の端を少し浮かせて皮膚との間に隙間を作ります。
3.隙間にゆっくりとコットンを押し込みます。落ちてきてしまう場合は、絆創膏などで固定すると良いでしょう。
4.押し込んだコットンをそのままにしておくと、雑菌が繁殖する恐れがあります。コットンは毎日詰め替えましょう。
軟膏治療・テーピング法
市販の軟膏やテーピングで変形を治す方法もあります。
軟膏には炎症止めや抗菌作用を持つ薬があり、爪が食い込んで炎症や化膿が起こった時に効果を発揮します。
特に炎症がひどい時は、ステロイドが含まれた軟膏を選ぶと良いでしょう。
テーピング法では、爪の横の皮膚を引き下げるようにテープを貼って、痛みの軽減を図ります。
一般的なテーピング用のテープを切って使うことも可能ですが、あらかじめ適切な大きさ・形にカットされた、巻き爪対策 治療用のテープも市販されています。
爪の専門院での施術方法は? 治療院での治療方法は?
炎症・化膿や爪の巻きがひどい時は、陥入爪や巻き爪に対応している治療院で、専門的な施術を受けましょう。
施術方法としては下記のようなものが実施されていますよ。
抗生物質
爪の食い込みによってできた傷口から細菌に感染すると、皮膚に化膿が起こります。
細菌の増殖を防いで化膿を治すための抗生物質は、患部の状態に合わせて塗り薬または内服薬として処方されます。
テーピング
テーピングの目的は爪の形が矯正されるまでの間、痛みを取り除くことです。
爪の横ギリギリの場所の皮膚を引っ張って固定し、爪による圧迫を和らげます。
ワイヤー法
ワイヤー法では爪の先端に小さな穴を二箇所開けて、形状記憶の超弾性ワイヤーを通します。
ワイヤーの元に戻ろうとする力で、爪が正しい形に矯正されるのです。
ワイヤーは2〜3ヶ月に1度交換を行い、一般的には1年ほどかけて施術 治療を行います。
痛みが少なく矯正力が高い一方、装着したワイヤーが外れたり、皮膚を傷つけたりする可能性があります。
装具による矯正
爪の両端にプラスチック製の装具を付け、少しずつ引っ張ることで爪の形を矯正する方法です。
月に1回装具の交換を行いつつ、半年ほど施術 治療を続けます。
ワイヤー法では先端のみを引っ張ることになりますが、装具では根本から爪の曲がりを取ることができます。
爪が肥厚していたり、変形があったりしても装着が可能ですが、矯正力が低めで装具が取れやすいのがデメリットです。
陥入爪や巻き爪は何科に行くべき?
巻き爪を医療機関で診てもらう場合は、皮膚科に行くと良いでしょう。
爪は皮膚の一部であり、先述したような基本的な施術 治療は皮膚科で対応が可能です。
爪の変形が重度で外科的な対策 治療が必要と判断される場合、形成外科や整形外科に行くことになりますが、施術 治療法の相談も含めて、まずは皮膚科で相談するのがおすすめです。
広島周辺で陥入爪や巻き爪でお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!
悪化してしまうと、歩く度に痛みを感じる陥入爪や巻き爪。症状が軽いうちに治してしまいたいですね。
セラピストプラネットでは、巻き爪施術をはじめとする専門資格を持った先生が各院に在籍しています。
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