ウオノメ

魚の目とは?硬い芯はなぜできる?魚の目の原因について解説

歩くたびに突き刺さるような痛みがある魚の目。魚の目は刺激により皮膚が硬く変質したもので、外部からの一点に集中した刺激により硬い芯が形成されます。
魚の目を改善するには、芯の除去が必要ですが、セルフケアでは改善が難しい傾向にあります。

この記事では、魚の目ができる原因について詳しく解説しています。
また、魚の目ができてしまった場合の相談先についてもご案内していますので、どうぞ参考にしてください。

この記事の監修者:
巻き爪フットケア東千田町院 院長 文田 早織(フォームソティックス認定メディカルアドバイザー・鍼灸師)

魚の目(ウオノメ)とは?

魚の目(ウオノメ)とは

魚の目は、芯のようになった硬い角質のこと

正式名称は「鶏眼(けいがん)」

魚の目とは、部分的に硬くなった皮膚(角質)が、芯のように深部におよんでいるものをいいます。

魚の目は、正式名称を「鶏眼(けいがん)」といい、円形状の角質の中心に芯のある状態が「目」のように見えることからついた名前という説があります。

足の裏や足の指にできやすい

魚の目は、主に足の裏や足の指にできやすい傾向です。
理由としては、歩行の際に強い力が入り、刺激を受けやすいということが挙げられます。

魚の目の原因は?

度重なる足への刺激が原因

魚の目は度重なる刺激により形成されます。 刺激によって皮膚が防御反応を起こすため、角質が異常に増殖し、分厚くなっていきます。

目(中心)の芯はなぜできる?

刺激が一点に集中していることが原因といわれる

魚の目にはなぜ芯ができるのか?タコ(胼胝)とはどう違うのか?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

外部からの刺激により、皮膚が硬く厚くなるというのはタコも魚の目も同様ですが、魚の目を引き起こす刺激は一点に集中して繰り返されるため、円錐状の芯を形成しやすいといわれています。

参考文献:北海道大学 大学院医学研究院 皮膚科学教室/清水 宏,あたらしい皮膚科学 第3版,296,2018

合わない靴が原因になりやすい

なお、魚の目は、合わない靴が原因となるケースが多くあります。
圧迫やズレにより刺激を与えやすくなるため、靴選びには注意が必要でしょう。

歩き方のクセも魚の目になる原因

足の外側・内側に体重がかかる偏った歩き方や、O脚やがに股、外反母趾の場合も、繰り返し足に刺激を与えるため、魚の目になる原因となります。

魚の目は女性の発生頻度が高い

ハイヒールなどで足が圧迫と刺激を受けやすい

魚の目は基本的に男女問わず発生しますが、女性の発生頻度が高いといわれています。
理由としては、女性はハイヒールなどつま先に過重のかかりやすい靴を履くことが多く、足先の皮膚に刺激を与えやすいことが挙げられます。

窮屈な靴や硬い革靴などは、魚の目を発生させやすいので注意しましょう。

▶関連記事:巻き爪を予防しよう!正しい靴の選び方と歩き方について

魚の目になるとどのような症状が出る?

魚の目の症状について

魚の目の芯が刺さり、歩くたびに痛みを感じる

角質の芯の部分が真皮付近に到達すると、歩いた際に芯が神経に触れ、強い痛みを感じます。
また、足の1ヶ所だけでなく、数ヶ所に魚の目が発生することもあるため、しつこい痛みに悩まされる方も多くいらっしゃいます。

魚の目ができたらどうすればよい?

魚の目ができてしまったらどうすればよいか

セルフケアでは治りにくい傾向

魚の目は再発を繰り返しやすい

魚の目ができてしまった場合、市販のスピール膏などを用いて自分で治そうとする方も多いかと思います。

しかし、魚の目は芯の除去が難しいため、再発を繰り返しやすく、セルフケアだけで完全に治すのは困難な場合もあります。

病院の治療は痛みをともなうことがある

治療期間も長期化しやすい

病院での魚の目治療は、保険適用になる液体窒素を用いるケースが多く、治療時は強い痛みをともなうことがあります。
また、治療期間が数ヶ月におよぶこともあり、何度も病院に通う必要があるでしょう。

痛みの少ない魚の目施術は、フットケア専門店にご相談ください

セラピストプラネットの巻き爪フットケア店では根本的なケアをおこないます

セラピストプラネットの巻き爪フットケア店では、特殊な方法を用いて硬くなった皮膚を柔らかくし、魚の目の芯を取りやすい状態にしてから除去を始めます。施術時の痛みが少ないこともポイントです。
また、魚の目の再発を防ぐため、歩き方のクセや姿勢のゆがみを改善するアドバイスもおこなっています。
魚の目を根本からケアしますので、セルフケアで改善しなかった方や病院で治療したのに再発したという方は、ぜひ一度ご相談ください。

※魚の目ケアの実施店は、現在、巻き爪フットケア東千田町院(広島市中区)のみとなります

監修者プロフィール

巻き爪フットケア東千田町院 院長 文田 早織 (ぶんだ さおり)
 

ペディグラス広島 広島支部
認定トレーナー

 

文田 早織(ぶんだ さおり)

 

【資格】
・ペディグラス認定メディカルトレーナー、足爪補正士
・フォームソティックス認定メディカルアドバイザー
・鍼灸師 (はり師・きゅう師ダブルライセンス)

 

巻き爪等のフットケアセラピストおよび鍼灸師として10年以上のキャリアを保有。
痛みの原因となる動きの癖を見抜いた施術をおこなう。
施術のポリシーは、痛みによりできなくなった動作を一つずつ改善し、動ける喜びへと変えていくこと。
現在は、ペディグラス認定メディカルトレーナーとして、お客様の身体の「痛みのサイン」と向き合うほか、後進の育成指導にも尽力している。

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