陥入爪

痛い陥入爪!トゲ・肉芽・化膿ができる原因は?初期症状についても解説

陥入爪は爪が皮膚に食い込んで炎症などの症状をおこし、痛みを伴うことがある爪疾患です。

深爪をすると爪がトゲ状に伸びてきて皮膚に刺さり、陥入爪を発症しやすくなります。
陥入爪が悪化すると肉芽や化膿といった症状もあらわれ、さらに痛みがひどくなることも。悪化させないためにも早めのケアが重要でしょう。
この記事では、陥入爪によっておきる症状の原因や初期症状について詳しく解説しています。

この記事の監修者:
巻き爪フットケア東千田町院 院長 文田 早織(ペディグラス認定メディカルトレーナー、同認定足爪補正士・鍼灸師)

陥入爪(かんにゅうそう)はどんな症状?痛い?

陥入爪はどんな症状?

爪が皮膚に食い込み、炎症をおこす

陥入爪(かんにゅうそう)は、爪が皮膚に食い込み、炎症をおこす症状をいいます。
靴の圧迫や深爪などが元となり、爪が皮膚に刺さることが原因とされています。

爪が皮膚を圧迫する類似の症状としては、爪が正常に伸びず端が巻いてくる「巻き爪」があります。

▶関連記事:巻き爪とは?陥入爪との違いや原因を解説

痛みを伴うことが多い

また、陥入爪は痛みを伴うことが多い傾向です。
爪が皮膚に食い込んでいる状態のため、靴による圧迫や歩行による圧力で痛くなったり、炎症や化膿の影響で痛くなったりします。
悪化すると痛みのあまり、歩くことができなくなるケースもあります。

陥入爪のトゲの原因

陥入爪の原因と悪化した場合の状態について

不適切な爪切りで、爪を切り残すのが原因

爪にトゲができたことをきっかけに陥入爪になることがあります。
このトゲは、深爪などの不適切な爪切りによる爪の切り残しが原因といわれています。
切り残した爪がトゲとなって皮膚に刺さり、陥入爪を発症するのです。
なお、トゲをなくすためには、陥入爪を根本から改善するしかないでしょう。

▶関連記事:巻き爪にしない!正しい足爪の切り方とおすすめの爪切り

陥入爪に肉芽ができる原因

陥入爪を放置すると、皮膚の状態が悪化して肉芽ができる

陥入爪を放置すると、皮膚の腫れと爪の食い込みを繰り返し、炎症性の肉芽(にくげ)を形成しはじめることがあります。

肉芽は皮膚の自然治癒力によるものですが、出血しやすく、肉芽からにじみ出た液による皮膚のただれ、悪臭が起きるなど、デメリットが多い症状です。
また、肉芽は盛り上がった状態のまま痕が残ることもあり、見た目にも不自然な印象を与えます。

肉芽の状態を悪化させないためにも、肉芽の原因となっている陥入爪を改善させる必要があるでしょう。

関連記事:陥入爪の肉芽について

陥入爪が化膿する原因

食い込んだ爪が皮膚を傷つけて菌が侵入するのが原因

陥入爪が化膿するのは、食い込んだ爪が皮膚を傷つけ、そこから細菌が入り込むことが原因です。

化膿は皮膚の腫れを広げるおそれがあり、激痛をともなうこともあります。
状態によっては病院での治療が必要となるでしょう。

陥入爪の初期症状は?

陥入爪のごく初期は無症状のことがある

陥入爪のごく初期の段階では、無症状のことがあります。
そのため、症状に気づきにくく、進行させやすい爪疾患といえるでしょう。

赤みや炎症、痛みが出始めて気づくことが多い

陥入爪の症状が少し進行すると、足指の先端に赤みや炎症が出始めます。
痛みが出てから初めて陥入爪に気づく方もいらっしゃるでしょう。

症状が悪化する前に陥入爪のケアを始めましょう

症状が悪化する前に陥入爪のケアを始めましょう

陥入爪を悪化させると改善までに時間がかかる

爪は伸びてくるまでに時間がかかり、足の爪はすべて生え変わるまでに約1年かかるといわれています。
軽度な陥入爪であれば、その分早めに爪の状態を戻していけることが見込まれますが、悪化すると改善までに時間がかかってしまいます。

病院での保険適用の治療は手術になることも

爪を切り取るため痛みがあり、爪の幅が狭くなるデメリット

症状が悪化した陥入爪を病院で治そうとする場合、保険適用の治療は手術になることがあります。
主に用いられる手術方法は、患部の爪を根本から切り取り、薬品を塗布して患部の爪の成長を止めてしまうものです。

手術中は麻酔をしますので、その時点での痛みはありませんが、術後麻酔が切れると、痛みを伴います。
また、患部の爪が生えてこなくなるため、爪を切り取った分爪幅が狭くなるというデメリットがあります。

▶関連記事:病院での巻き爪治療法と受診の注意点について

陥入爪は再発しやすく、手術をした場合後遺症を伴う場合もある

陥入爪は再発率の高い疾患といわれています。
病院で手術した場合、爪の幅が狭くなるほかに、爪周辺の皮膚組織が膨らむ、疼痛が続く、爪の成長に障害がおきるといった後遺症を伴うことがあります。
陥入爪の治療の手段は慎重に決める必要があるでしょう。

セラピストプラネットの巻き爪フットケア店では痛くない陥入爪ケアを実施

特殊方法で施術し、痛みがなく根本からの改善を目指せる

補正器具を用いた陥入爪の施術は医療行為にあたらないため、巻き爪ケア専門店などでも対応することが可能です。

セラピストプラネットの巻き爪フットケア店では、特殊方法を用いた施術で痛みがほとんどなく、爪を補正するプレートも薄型・透明のものなので目立たないという特徴があります。

また、爪の先端部分だけでなく、爪の根本からの施術を実施。陥入爪を再発しにくい爪へ改善することを目指します。

経験豊富な施術者が爪の状態を見極めて適切な施術をおこなっていきます。
爪の症状や痛みにお悩みの方は、ぜひ当社の店舗までご相談ください。

監修者プロフィール

巻き爪フットケア東千田町院 院長 文田 早織 (ぶんだ さおり)
 

ペディグラス広島 広島支部
認定トレーナー

 

文田 早織(ぶんだ さおり)

 

【資格】
・ペディグラス認定メディカルトレーナー、足爪補正士
・フォームソティックス認定メディカルアドバイザー
・鍼灸師 (はり師・きゅう師ダブルライセンス)

 

巻き爪等のフットケアセラピストおよび鍼灸師として10年以上のキャリアを保有。
痛みの原因となる動きの癖を見抜いた施術をおこなう。
施術のポリシーは、痛みによりできなくなった動作を一つずつ改善し、動ける喜びへと変えていくこと。
現在は、ペディグラス認定メディカルトレーナーとして、お客様の身体の「痛みのサイン」と向き合うほか、後進の育成指導にも尽力している。

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